ビブラムソールが⽣まれるまで
Vibram(ビブラム)は創始者のVitale Bramani(ビターレ ブラマーニ)⽒の頭⽂字を合わせ名付けられた、イタリアのミラノにあるソールメーカーです。
登⼭が好きな⼈やランナーに⾼く評価され続けているビブラムソール。
シューズのソールはそのシューズメーカーが製造していることが⼀般的ですが、ビブラムのソールは様々なブランドのソールとして使⽤され、⾼い機能性を誇ります。
そんなビブラムソールができるまで、そしてVibram社の歴史についてご紹介します。
Vibram社の歴史
きっかけー1935年
ブラマーニ⽒の友⼈6⼈が、アルプス⼭脈で遭難し亡くなってしまうという事故がおきます。
そのような悲劇を⼆度と起こさないようにとの思いで、ブラマーニ⽒は登⼭靴のソールの開発を始めました。
はじめてのビブラムソールー1937年
開発開始から2年、「カラマト」という初のゴムソールが発売されます。
このソールは、80年以上経った現在も世界中で使われています。
世界初の登頂にもビブラムソールー1954年
世界で⼆番⽬に⾼い⼭ “K2” へイタリア⼈チームが世界初の登頂を果たした際に使⽤していたのが、Vibramソールの登⼭靴です。このときは、セクションごとに6種類のソールを使い分けました。
Vibram FiveFingersとVibram FUROSHIKIの誕⽣
はじめての5本指シューズの登場ー2004年
初代デザイナーのRobert Fliri(ロバート・フリリ)⽒は幼少時によく裸⾜で⽣活していたため、⾃然の中で⾃由で開放的に動けるシューズを作りたいと思っていました。ビブラム社三代⽬オーナーのMarco Bramani(マルコ・ブラマーニ)⽒はボートが好きで、デッキで履ける濡れていてもグリップ⼒が利くシューズに関⼼がありました。
そんな⼆⼈がコラボし、開発期間5年を経て、ビブラムファイブフィンガーズ初代モデル“CLASSIC”が誕⽣したのです。
ユニークで斬新なFuroshikiー2015年
⽇本古来の“⾵呂敷”をヒントにした包み込むシューズVibram FUROSHIKI(ビブラム フロシキ)を発売。
⽇本⼈デザイナーとのコラボレーションにより⽣まれたVibram FUROSHIKIはユニークで斬新なデザインで注⽬
されました。
現在ビブラムソールはイタリア、ブラジル、中国、チェコ共和国、アメリカで作られており、1,000社以上の靴メーカーのソールに使⽤されています。主に登⼭やアウトドアの分野で使⽤されていますが、軍隊、警察、救助隊などのシューズにも使⽤され、また特殊なソールも⽣産しています。